京都芸術大学
受験生視点に立った親切な情報整理を徹底。
SNSとの効果的な連携で「いま」を伝える。
京都芸術大学様は、18歳から90歳代まで、日本や世界から多くの学生が集まる日本最大の芸術大学です。芸術教育の最前線ともいえる豊かな学びを特色としており、入試広報においても常に先進的なアプローチを実践されています。ノイでは、2013年にサイトリニューアルをご依頼いただいて以来、サイト保守やLP作成などさまざまなプロジェクトをご支援してきました。時代の動向を敏感にとらえて一歩先のクリエイティブで発信を行い続ける京都芸術大学様の精力的なスタンスに、いつも刺激を受けています。
今回のリニューアルの主目的はデザインの刷新。そして、多種多様な学科・コースの魅力を効果的に発信し、複雑になりがちな入試情報を受験生にわかりやすく伝えられるサイト設計をご要望でした。約10年にわたるノイの保守運用の実績をご評価いただき、指名発注という形でリニューアルに携わらせていただきました。
2023年公開
ご要望 REQUEST
- 複雑な入試情報を受験生が理解し行動につなげられる構成
- 「タイパ」重視なZ世代への効果的な訴求表現
- 「大学のいま」を伝えるタイムリーな情報発信
- 多様なステークホルダーを迷わせない導線設計
ノイの提案・アイデア IDEA
魅力を最大限に引き出すシンプルなデザイン
安定感のあるグリッドレイアウトを採用。「日本最大の芸術大学としての気品」を描出しつつ、学生の活発な姿が映えるように写真を配置しました。フレーム部分は色数を抑え、写真が際立つようにしています。シンプルでありながら単調にならないよう、背景色を同系色で数種類を使い分け、メリハリを出す工夫をしています。
情報量が多いロングページでは左側にアンカーリンクを追従させて、読みやすさに配慮したデザインにしています。
SNSとの効果的な連携による臨場感醸成
大学様が精力的に発信している各種SNSをサイト内に盛り込み、学生たちのリアルを直感できる構成に。TikTokはランダム表示とし、多彩な動画に出会えるように工夫しました。
受験生に寄り添った親切な情報整理
京都芸術大学様は数多くの学科・コースを有し、入学を目指している層も日本の高校生を中心に、外国人留学生、社会人、編入学生など非常に多彩です。セグメントごとに受験に必要な情報が異なるため、入試関連ページは何度もヒアリングの場を設けて意見交換を行いました。
大学様で更新しやすく、見栄えの良いCMS
従来からお使いいただいているノイ自社開発のCMSをベースに、PHPのバージョンアップ対応も含めて改修。大学様からのご要望にお応えして、新たに「教員紹介」「教職員募集」の追加し、検索機能に厚みを持たせました。できるだけ管理の手間を減らし、更新しやすく設計しています。
また、複数のご担当者様で運用されるCMSコンテンツでは、画像サイズや縦横比が不揃いなまま投稿されるケースが多いため、自動で画像に合わせた背景色を指定したり画像調整を加えたりし、担当者様の負担なくクオリティを高められる仕組みにしています。
保守運用しやすいコーディング仕様設計
リニューアル公開後も引き続きノイに保守運用をお任せいただけるため、フロント実装の段階で更新しやすい設計を意識し、公開前から社内の保守チームと連携。企画制作から実装、システム開発、公開後の保守運用までワンストップで受託可能なノイの強みを最大限に生かして、引き続きサポートしてまいります。
コンテンツ CONTENT
トップページ
膨大な情報を整理してタイムリーに訴求
年に何度も開催されるオープンキャンパス情報や入試の最新情報など、重要な情報の更新頻度が高くて量も非常に多いため、メインビジュアル内に情報発信エリアを配置。バナーを正方形に統一し、SNSへの転用も考慮した利便性の高いデザインにしています。 また、新着情報に気づきやすいように、デザインの初期段階で「ベル通知」をノイから提案。高校生にとっても馴染みのあるUIを採用し、情報の取りこぼしがないように配慮しました。
学科・コース紹介ページ(美術工芸学科・総合造形コース)
SNS連携や画像で臨場感を醸成
「将来のキャリア・就職」をページ上部に配置し、芸術大学へ進学する場合に持たれがちな卒業後の不安を解消。その下に続く「入学に必要なスキル・知識」では、芸術に興味はあるけれど自信がない層向けに、知識や技術よりも意欲を評価する「体験授業型入試」へ誘導し、幅広い受験生への訴求を強化しました。 デザインやアニメーションでは、興味喚起の仕掛けやメリハリのある見せ方を意識。ページの読み込み時間短縮を追求しました。TikTokをはじめとしたSNSとの連携を強化し、学びの臨場感を描出しています。
入学試験一覧
受験生目線で、誰ひとり迷わない設計
事務的な説明になりがちな入試情報を、「わかりやすく」「親しみやすく」伝えられるよう意識しました。アイコンや吹き出し、メリハリをつけた文字の見せ方を行い、直感的に理解できるように工夫しました。
体験授業型入試
受験者数アップを目指した入試ページに
京都芸術大学様ならではの評価方法を取り入れた「体験授業型入試」ページでは、受験の流れや詳細情報に入る前に、入学者の約半数が受験している試験であることや芸術の知識や技術がなくてもチャレンジできることをしっかり伝えて、幅広い層の受験意欲をかき立てるように工夫しました。