筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)

https://wpi-iiis.tsukuba.ac.jp/japanese/

世界最高峰の実績に見合う
知的なデザインで研究者獲得に貢献。

文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」の拠点の1つである筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS=トリプルアイエス)様は、睡眠覚醒領域における国際的な研究機関です。国内外の研究者や学生・大学院生への研究広報、産官学連携の引合獲得、そして「ヒトはなぜ眠るのか」という疑問を抱くあらゆる人々に対しても開かれたサイトを目指しました。

2017年公開

ご要望 REQUEST

  • 優秀な研究者獲得につながる研究広報と実績訴求。
  • 更新しやすくコストパフォーマンスの高いシステム導入。
  • 英語・日本語の2サイト作成。
  • 「睡眠=IIIS」のブランディング強化。

ノイの提案・アイデア IDEA

拡張機能を搭載し高い更新性を実現

クライアントの希望をヒアリングした結果、全ページWordPressでの設計となりました。学内の担当者様が保守運用を行うため、更新ストレスが極力少なくなるように配慮しながら拡張機能を導入して高い更新性を実現させました。

研究実績に見合った知的なデザイン

睡眠と覚醒をイメージし、コントラスト強めの白×黒のデザインで高い知性を表現しました。また、ゆったりとした余白使い、スムーズかつメリハリの効いたアニメーションで、組織のスケール感も表現したいと考えました。アニメーションによる画面遷移がストレスにならないよう、スライドナビの実装で軽快な遷移を実現しました。

スムーズで印象的なアニメーション

要素をフェードインで表示させる(画面での)位置と見せ方にこだわりました。フェードインが早く発生しすぎるとアニメーションが見逃され、遅すぎると閲覧時にストレスを与えてしまう可能性があります。そこで気持ち早めにフェードインの位置を設定し、複数カラムのある要素は左から順に表示させ、単独の要素の場合はアニメーションの時間・イージング・距離を調整し、上記の問題を解決しました。

コンテンツ CONTENT

イントロ

睡眠=IIISを刷り込む印象的なイントロ

睡眠に関わる基礎研究を体系的に扱う、世界唯一の学際融合研究体制IIIS。穏やかな眠りと目覚めをイメージさせるイントロで、睡眠覚醒の謎に挑む使命感をスマートに感じさせるようにしました。

メンバー紹介

各研究者のアウトラインと魅力を発信

一人ずつページを設けて研究実績を俯瞰できるコンテンツに。また、IIISの風通しがよくフランクな雰囲気を伝えられるよう、「3つの質問」で研究者のみなさんの人間的魅力を引き出しました。筑波大学芸術学群の学生さんに撮影協力いただいたポートレートも、インパクトがあり印象的です。

ねむりのQ&A

一般層とつながる知識提供コンテンツ

一般層への認知向上も狙いたいとのことでしたので、科学的根拠に基づいた眠りの知識提供コンテンツをご提案しました。IIISの相棒ともいえるマウスをデザインに組み込んだQ&Aコンテンツへの導線をトップページに設け、一般層にも身近に感じられるような演出を行いました。

プロジェクトレビュー REVIEW

京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)に続く、文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」のサイト制作となりました。主な目的が「優秀な研究者の獲得」だったので、膨大な論文をCMSで見やすくリスト化するなど、実績をしっかり伝えることに注力しました。また、施設フォトギャラリーやメンバー紹介に重点を置き、研究環境をイメージしやすいようにしました。
IIISのサイト公開後、筑波大学様からは「第6回WPIサイエンスシンポジウム」の特設サイトや、TOYOTAとの合同研究所である「F-MIRAI」のサイト制作などをご依頼いただいています。また、他の国立大学研究機関へノイを紹介していただくこともあり、とても光栄に感じています。今後も引き続き、研究広報サイトの制作・運用に積極的に携わっていきたいと思っています。(DIRECTOR)

企画初期にヒアリングさせていただいた際、世界トップクラスの研究拠点でありながら、風通しがよく自由闊達に相談できる組織体制に魅力を感じました。IIISの施設そのものも、各所にアート作品が展示されているなど、モダンで開けた空間になっています。良い意味で「研究所らしくない」強みを生かしたサイトデザインを心がけました。