ほんたす | 1分でトレンドがわかる無人書店

https://hontasu.com/

「無人書店で本に出合う」未知なる体験に
親しみと興味を持てるような工夫を。

「ほんたす」とは、出版取次の大手である日本出版販売株式会社様(日販様)が、書店軒数が減少している中でも特に首都圏の駅ナカ・駅前立地の閉店が多いことに着目し、このままでは人々の読書習慣まで失われてしまうという危機感を感じて、生活者と本とのリアルなタッチポイントを創り続けるために、「完全無人」かつ「ライトユーザーにもやさしい店舗設計」というまったく新しい駅ナカ書店を立ち上げられた挑戦的なプロジェクトです。プランニングや店舗デザインは株式会社丹青社様が手掛けられています。

「ほんたす」第一号店のオープンに伴い、その目的や社会的意義、将来のビジョンを伝えるとともに、入店から決済、会員証発行という一連の体験をイメージできるWebサイトをご所望でした。

以前ノイでWebサイト制作を担当したPACKAGING INCLUSIONのご担当者様からの紹介で、「ほんたす」プロジェクトのロゴ・アイコンデザインを手掛けるデザイン会社様からご依頼いただきました。弊社のこれまでの文字組みやレイアウトをご評価いただいており、シンプルで美しいデザインを期待されていました。ノイでは、先方からご支給いただいたロゴマーク、アイコン、イラストを効果的に扱い、Webデザインとコーディングでお手伝いさせていただきました。

2023年公開

ご要望 REQUEST

  • Webサイトの新規立ち上げ
  • シンプルで美しいデザイン
  • 今までにないサービスのため利用方法をわかりやすく伝えたい

ノイの提案・アイデア IDEA

優しいディテールを加えたシンプルなデザイン

文字情報が中心になるため、文字組みやレイアウトに配慮し、文章量が多くても読みやすいレイアウトを意識しました。

また、「無人」や「テクノロジー」はキーワードではありますが、それよりも「紙の書籍と出合う新しいアナログ体験」というポイントを訴求するべきと考え、あたたかさ、親しみやすさを感じられるフォントやカラーの選定を慎重に行いました。インコピーには墨だまりや角丸が温もりを感じさせるA1ゴシックを採用。全体の背景色には薄いベージュを選びました。

ロゴの効果的な活用

ロゴマークに使用されている特徴的な「+」の形。「ほんたす」店舗でも什器などに用いられており、店舗とWebサイトの親和性を出すためにメインビジュアルのアニメーションや背景のパターンとして採用しました。

「今の気分」を演出するアニメーション

イラスト内の重要な部分に「+」のアニメーションを追加して、ユーザーの視線を誘導できるようにしました。「+」が生き物のようにふわふわと浮遊する動きにこだわった結果、クライアントからも「柔らかな印象でありながら、見てほしいところに視線を向かせられる」と喜んでいただけました。

支給素材の魅力を最大限に生かした実装

Webサイトの企画設計は店舗デザインも担当された丹青社様、ロゴ・アイコンデザインやイラストもご支給いただいた上でのWebサイト制作でした。よりよいサイトを目指して、設計や素材に関して気になった点は積極的に提案を行いました。Webサイトと並行していて出店準備を行っていた多忙なご担当者の負担にならないよう、素早く簡潔なレスポンスを意識し、柔軟な制作進行に徹しました。ノイとして手掛ける領域は多くない案件でしたが、クライアントが描く世界観づくりのお手伝いができたのではないかと感じています。

「ふらっと、サクっと、旬を手に」をコンセプトにオープンした「ほんたす」第一号店は、東京メトロ溜池山王駅構内にあります。
お客様により気軽に「ほんたす」をご利用いただけるよう、今後もサービスの拡充が予定されています。
最新の情報をWebサイトでご確認のうえ、ぜひお立ち寄りください。