京阪神エルマガジン社
単なる「新刊紹介」にとどまらない、「京阪神エルマガジン社の情報発信基地」に。
『SAVVY』『Meets Regional』など、京阪神エリアの地域情報誌や多彩なMOOK・書籍などを発行する京阪神エルマガジン社様。2008年の女性誌『Richer(リシェ)』のサイトリニューアル以来のお付き合いで、今回コーポレートサイトのリニューアルをご依頼いただきました。「自社の情報発信基地」をコンセプトに、新刊情報PRや商品の販売促進、イベント・キャンペーン・採用情報の告知など、幅広い情報を効果的に発信できるサイトを目指しました。
2017年公開
ご要望 REQUEST
- ECサイトとしての機能
- 自社の情報発信の強化
ノイの提案・アイデア IDEA
ECサイトの機能を備えた出版社サイトへ
京阪神エルマガジン社様のコーポレートサイトでは、バックナンバーを含めた各雑誌・MOOK・書籍などのECサイトとしての機能も求められていました。そこで、単なる「新刊紹介の場」にとどまらず、情報をより充実させることで「自社の情報発信基地」としての役割を強化し、集客力の向上を目指しました。
検索結果で上位表示を意識した構成
情報発信の強化にあたり、まずECサイトの商品にあたる「雑誌詳細ページ」のフォーマットを見直しました。従来は200字程度の紹介文のみでしたが、新たにその号の目次を掲載できるCMSを構築。情報量を充実させることで、ユーザーが「京都 食べ歩き」などで検索した際、上位に表示されやすい構成を心がけました。
トップページに情報発信エリアを新設
各雑誌の巻末に掲載されていた「サイン会」をはじめ、主催イベントやキャンペーン情報などを発信できるエリアをトップページに設置しました。さまざまな活動を後押しするとともに、情報を集約させることで、会社全体の魅力向上を図りました。
雑誌の「表紙」を活かした、シンプルで訴求力のあるデザイン
コンセプトである「京阪神エルマガジン社の情報発信基地」を実現するため、デザインでは「新刊の紹介」「イベント・キャンペーン情報」の両方を効果的に訴求することを重視しました。認知度の高い雑誌を目当てに訪れたユーザーが迷わないよう、全体的なサイトデザインはシンプルに。表紙のインパクトを活かしつつ、情報量の多さを感じさせないよう、文字サイズや余白を工夫しました。また、ECサイトとコーポレートサイトが同居する構造をふまえ、ユーザーを迷わせることのない、スッキリとしたわかりやすいページづくりに努めました。
コスト効率とデザイン性を両立したシステム
「コーポレートサイトとECサイトとの共存」を実現するため、CMS構築では試行錯誤を重ねました。すべての機能を独自CMSで構築すると運用効率と見せ方の自由度を確保できますが、今回はコストとデザイン性のバランスを考慮し、独自CMSとASPサービスを組み合わせたCMSを構築。商品ごとに関連ニュースや関連書籍を紹介する仕組みを取り入れ、サイトの回遊性向上を図っています。
コンテンツ CONTENT
広告掲載・企画編集のご案内
事例紹介とPDFダウンロード対応で効果的に訴求
京阪神エルマガジン社様では、クライアントの要望に合わせて制作する「カスタムメディア」にも注力されています。そこで、事例紹介の内容を充実させ、冊子をPDFでダウンロード可能にすることで、より効果的な訴求につなげました。
プロジェクトレビュー REVIEW
私たち自身、もともと『SAVVY』や『Meets Regional』の愛読者であり、コーポレートサイトのリニューアルをご依頼いただけたことはとても光栄でした。プロジェクトを通じて、京阪神エルマガジン社様が発行されている実に多彩なテーマのMOOKや書籍を知り、「編集」という仕事の奥深さにもふれることができました。
サイトでは2008年から現在までのMOOK・書籍も販売しており、表紙を眺めるだけでも楽しいラインナップです。興味のある方はぜひご覧ください。(個人的なオススメは2010年発売の『あんこの本』です。)
MOOK・書籍
https://www.lmagazine.jp/mook/
『あんこの本』
https://www.lmagazine.jp/book/BOOK0007/