カリキュラム刷新を機に、「お金の学問」のイメージを覆すブランディングへ。

関西有数の私立大学である関西大学様より経済学部経済学研究科のサイトリニューアルをご依頼いただきました。カリキュラムが刷新されるタイミングだったため、そのリニューアルをアピールするコンテンツを構築。テーマ的に固くなりがちなコンテンツではありますが、「WHY? なぜリニューアルするの？」など、高校生の疑問をフックに段階的に紐解いていくことでスムーズに読み進められるように配慮。またデザインについてもブランドカラーであるブルーをベースに、タイポグラフィーと切り抜き人物写真を交え、アカデミックさを保ちながらもポップなトーン＆マナーでまとめ上げています。

また精力的に活動を展開されている各ゼミの紹介についても、ゼミ紹介ページとは別にインタビューコンテンツ「ゼミPRESS」を作成しました。学生のみなさんの声を通して伝えることで、高校生にとってより臨場感を持ってゼミの活動の魅力が伝わるコンテンツを目指しています。

競合としては他大学の経済学部はもちろん、社会学部や商学部も比較対象となりやすいことから、まずメインビジュアルでは「経済学」そのものの魅力を伝えるアプローチをご提案しました。「経済学」と聞くとどうしても「お金の学問」といったイメージをもつ高校生が多いかと思いますが、現在の経済学は国や企業、それに行動経済学に代表されるように個人の選択が社会にどのような影響をもたらすかといったところまで研究の領域が広がっています。そこで「無数の選択が、世界を動かしている。」のコピーとともに、あえて従来の経済学らしくない人々が行動するシーンをコラージュしたビジュアルをご提案しました。実際に在学生の方の意見や教職員の方の意見を踏まえ、最終的には学び舎があるキャンパスのビジュアルと合わせて切り替えていく形としています。

2021年公開