
視聴者へのサービス強化と、チャンネルイメージの向上
スポーツやお笑いなどの多彩な番組を、高品位な映像と音声で日本全国に届けているCS放送局「GAORA」のサービスサイトです。充実した番組表の提供はもちろん、多彩な番組紹介や選手からのメッセージ、ダイジェストムービーなどを閲覧することができます。

- 株式会社GAORA
- 放送事業、インターネット事業、映像・コンテンツ事業
- 大阪市北区豊崎3丁目19番3号ピアスタワー10階
企画の背景 / システム構築・コンテンツ強化・サーバ選定
GAORA様は3つの問題を抱えていました。
1.システム機能拡張の限界
これまでシステム機能の増築を重ねていましたが、拡張性に限界が来ており、サイト運営の効率や、更新スピードが満足いくものではありませんでした。
2.TVガイド化
既存サイトは番組表提供が中心となっていて、チャンネルイメージの訴求や各番組の魅力を十分にアピールできておらず、加入機会の損失となっていました。
3.新サーバの選定
Webサイトのリニューアルに伴い、「新サイトの負荷に十分耐えうる」「運用監視サービスがある」サーバを探されていました。
これらの問題を解決するため、システムの全体改修を提案。さらに「視聴者サービスの向上」として番組表の使い勝手向上をはじめ、アンケートやtwitterの導入。「加入促進」としてGAORAの魅力を伝えるコンテンツの掲載。「チャンネルイメージの向上」として野球やテニスなどの特集サイト構築を提案しました。
新サーバは協力会社(株式会社エクストランス)と共に提案しました。
トップページのコンセプトは、「視聴者には使いやすく。視聴候補者には魅力的に。」
情報設計 / 臨場感と賑やかさを伝えるトップ
スポーツにはオンシーズンとオフシーズンがあり、季節によって話題のスポーツが移り変わります。そこで、旬な話題やキーワードを表示するエリアを設置。
また、多彩で魅力的な番組を訴求するメインビジュアルやダイジェストムービーを配置することで、臨場感のある賑やかなトップページとなりました。


コンテンツ設計 / 適材適所を極めた番組表
視聴者にとって最もニーズが高い番組表。
好きな番組の放送スケジュールであれば、1ヶ月先や2ヶ月先も気になるところ。そこでWebサイトにおける番組表の掲載場所や見やすさを徹底的に研究しました。
まずトップページには即効性が求められる今日の番組表を掲載。ニーズが高い週間番組表は、ヘッダーのナビゲーションからいつでもアクセスできるようにしました。さらに各スポーツのカテゴリートップには、関連番組の放送スケジュールを集約して、日付ごとに掲載。各番組の詳細ページには、今後の放送予定を全て掲載しています。

コンテンツ設計 / ユーザー参加型のアンケート
これまでのWebサイトは、情報提供ばかりでユーザーが参加できるコンテンツは、プレゼント応募だけでした。
そこで気軽に参加できるアンケートを随所に掲載。アンケート内容は「優勝すると思う選手はだれ?」といった予想クイズが中心。
アンケート結果を全員で共有できるので、参加の手軽さもあり、人気スポーツでは500を超える視聴者に楽しんでもらっています。
コンテンツ設計 / GAORAの魅力って?
GAORAはスポーツチャンネルとして高い知名度を誇ります。しかしサービスの魅力を十分に訴求できていませんでした。プロ野球中継は試合開始前から放送していたり、定評のある解説陣が揃っていたりなど、スポーツ好きにはたまらない放送形態であることなどは、実際に視聴してみないと分からないことでした。
そこで、簡単に強みを理解できるページ「GAORAの魅力って?」を設置。視聴候補者向けにシンプルに作成しました。
デザイン / 何よりも見やすさを優先
「すっきり見やすいデザインがいい」との要望を事前にいただいていました。
しかし、GAORA様の放送内容はスポーツ番組が大多数を占めています。スポーツといえば少々男臭いイメージ。ターゲットもスポーツが好きな活発なユーザーであると想定しました。そこで黒を基調とした勢いのあるデザインを提出したところ、「黒は使わないで欲しい」「男臭いイメージはいらない」とのご意見をいただきました。そこから議論を重ね、「チャンネルイメージを訴求するよりも、ユーザーの使い勝手を最優先にする」という方向性に決定。
当初のデザインから大幅に方向転換。白をベースカラーに、コーポレートカラーの赤をポイントカラーに採用。十数回の調整を行い、現在のデザインとなりました。
システム開発 / 放送スケジュールの更新期間を10分の1に短縮
詳細なヒアリングと緻密なシステム設計により、放送基幹システムとの擬似連携を図ることで、これまでの10分の1のスピードで、放送スケジュールを更新することができるようになりました。
システム開発 / 大幅な運営効率化を実現
既存機能の実装はもちろん、既存機能に対する要望を詳細にヒアリング。
イレギュラー時の更新機能を実装することで、“かゆいところに手が届く”システムを構築することができました。