JT生命誌研究館
「38億年 生きている」を掲げ、研究館に足を運びたくなるサイトに。
JT生命誌研究館様は、小さな生きものを研究し、その成果を展示や催し、季刊「生命誌」などで表現している、大阪・高槻の研究館です。リニューアルの一番の目的は来館を促すことで、そのために研究館が何をしている場所なのかを伝えることが求められました。ノイは何度も研究館に足を運んで館内の皆さまと打ち合わせを重ね、小さな生きものと向き合い生命について考える研究の場であるという館の姿勢を理解したうえで、親しみやすさと研究機関としての正確な情報発信を両立させる方向性を検討していきました。情報設計からデザイン、イラスト、コピー、独自CMSの開発、過去ページの移行までを担当し、公開後もサイトの定期更新をお任せいただいています。
2019年公開
ご要望 REQUEST
- 研究館の魅力を伝え、来館につなげたい
- 生命誌を研究する場所であることを、トップページで伝えたい
- 詳細ページまでのクリック数を、できるだけ少なくしたい
- 研究室の情報を充実させ、ラボの方が更新したくなる仕組みにしたい
- CMSを導入し、年間の更新コストを下げたい
ノイの提案・アイデア IDEA
生命誌絵巻とひと言のコピーで、研究館が何をする場所かを伝える
展示を楽しむ施設である以前に、生命誌を研究する場所であることが伝わるように、ファーストビューには研究館の顔である「生命誌絵巻」を大きく使い、コピー「38億年 生きている」を掲げています。コピーは、研究館を説明するのではなく、初めて訪れたユーザーが生命誌に興味を持ち、より詳しいページへ進むきっかけとなる言葉を方針に提案しました。38億年前から生きものが進化しながら生命をつなぎ、いまここに存在していることを、生命誌絵巻とともに静かに力強く伝えています。
グローバルナビゲーションを6つに整理し、メガメニューで下層まで案内
旧サイトでは、多数のユーザーが下層ページに直接たどりついていました。そこで、どのページから入っても全体像をつかめるように、グローバルナビゲーションを6つに再整理し、PCでは下層ページまで一覧できるメガメニューを採用しました。
生きものの形まで正確に描いたイラストで、初めての方にも親しみやすく
研究館は広く一般に向けた展示や冊子を展開している一方で、研究機関としての性質上、敷居が高いと感じる人も少なくありませんでした。そこで、初めて訪れるユーザーが目にする「ようこそJT生命誌研究館へ」や各カテゴリーのトップページは、イラストで柔らかい印象に。ただ、研究館として生きものの描写は正確である必要があります。アフリカツメガエルの指の本数まで館内で確認しながら社内イラストレーターが描き起こしたものを使用し、正確性を保ちつつ、サイトの印象を親しみやすいものにしています。
部門ごとに更新できるCMSで、日々の活動を発信
研究館のサイトを更新するのは、展示、研究、催しなど、さまざまな部門の方です。そのため、独自開発のCMSにはユーザーごとの管理権限を設け、担当する範囲だけを更新できるようにしました。新着情報や催し、開館日のカレンダーなどもCMSで管理し、開館日の情報はヘッダーの開館表示にも反映される仕様としました。また、「語り合う」の掲示板「みんなの広場」へのコメントは、承認してから公開する仕組みとなっています。
コンテンツ CONTENT
ようこそJT生命誌研究館へ
身近な生きものから展示ホールまで、読み進めるうちに研究館がわかる
研究館が何をしているのかを、初めての方に伝えるページです。身近な生きもののなかで暮らす人間の風景から始まり、研究に使う生きもの、展示ホールへとイラストとともにたどる構成にしました。読み進めるうちに研究館の活動へと入り込み、最後は来館へと関心がつながるようにしています。また、研究館のスローガンである「科学のコンサートホール」という言葉の意味を、楽譜と論文のたとえを用いながら説明しています。
研究活動
全ラボ共通の概要ページと、各ラボが更新する研究室サイトの2層構成に
研究活動では、4つのラボと、研究の成果を展示や季刊誌で表現する表現セクターを並列に紹介し、それぞれに2つのページを用意しました。「研究室の概要」は全ラボ共通のフォーマットでまとめ、「研究室サイト」は各ラボがCMSで更新する形に。研究室サイトは各ラボが自由に情報を発信する場であるため、概要ページから移ったことがわかるデザインにしつつ、研究館としての統一感を持たせています。
催し
過去の催しも、研究館の活動記録として残る年間スケジュール
旧サイトでは、過去の催しの情報が次の告知で上書きされ、サイトのどこにも残らない仕様となっていました。これを改め、催しをCMSで1件ずつ登録し、開催後も「終了」の表示をつけて年間スケジュールに残す形にしています。レクチャーやシンポジウムなどのカテゴリーごとの一覧も用意し、開催予定の催しはトップページにも表示されます。